糸を体内に残さない手術
生体内に縫合糸を残さない手術を可能にする、フォーストライアドを導入しております。
手術後に縫合糸が反応することがないため、避妊・去勢から困難な手術まで、より安全に、確かな手術を提供できます。
詳しくは獣医師にお尋ねください。
猫ちゃん専用診察室
当院では、猫ちゃんにとって出来るだけストレスをかけない診療を心がけております。
猫ちゃんによっては、犬の声や臭いが苦手な子もいます。なるべく病院に来ることが猫ちゃんにとってストレスにならないよう、ワンちゃんと診察室を分け、リラックスできる環境を作っております。待合室や入院室もワンちゃんとは別になっておりますので、どうぞご安心ください。
猫ちゃん専用待合室 |
猫ちゃん専用入院室 |
診察室6室完備
予防の季節などは、大変病院が混みあい、お待たせしてしまう事もございます。
「担当の獣医が空いていても、診察をする場所がない」そのような事が少しでも解消できるよう、当院では診察室を6室完備し、可能な限り待ち時間の軽減に務めております。
第1診察室 |
第2診察室 |
第3診察室 |
第4診察室 |
高度内科医療
下痢や吐き、ふらつきなどの症状で来院されるケースは非常に多いのではないかと思います。
治療に反応し、すぐに良くなる場合もあれば、大きな基礎疾患が根底にあり、一つの症状として発現しているため、治らない、繰り返す場合も多いと感じます。中には緊急な処置が必要となるケースも、しばしばあります。
当院の獣医師は、困難な病気を見落とさずに診断し、どのように治療することが動物と飼い主様に対して誠実なものにできるのかを常に探求しております。内科診療につきましては、麻布大学・小動物内科学研究室 久末正晴准教授からの、セミナーや症例研究等の学術指導をいただいております。※久末准教授による診療は行っておりません。
院長、副院長は長期にわたり麻布大学附属動物病院の内科診療をする久末先生のもとで、日々の診察・検査・治療を指導していただいておりました。そのため血液・骨髄疾患、消化器内科などについて、骨髄穿刺や内視鏡検査など、当院で行える内容は多岐に渡ります。
お悩みの方は是非一度ご相談ください。
【久末 正晴先生プロフィール】
- 宮崎大学農学部獣医学科卒業
- 東京大学大学院農学生命科学研究科 博士課程獣医学専攻修了
- 2000年10月
麻布大学獣医学部助手(内科学第二研究室) - 2004年10月
麻布大学獣医学部講師 - 2005年4月
英国 グラスゴー大学 客員研究員 - 2009年4月
麻布大学獣医部准教授
歩けないから、歩けるに!ヘルニア等の整形外科診療
『ふらつく、歩けない、片足を上げている』
様々な整形・神経の疾患で見られる症状です。
痛み止めを飲んでも後ろ足を上げている、突然両後ろ足が麻痺してしまったなどの症状で来院されます。椎間板ヘルニア、前十字靭帯断裂など手術が必要になる疾患が多いのですが、手術後には元気に歩けるようになるケースが大半です。
まずは適切な診断が必要となりますので、ご相談ください。
また、膝の骨が外れるので・・・、と来院されるケースも多くあります。
膝蓋骨内方脱臼は、小型犬に非常に多く見られる疾患です。
初めて脱臼した当初は靭帯が伸び、痛がりますが、その後は脱臼しても無症状の場合が大半です。
自分の飼っている犬だった場合にはどうするか、将来的なリスクなどをご説明し、症状に合わせて相談していきます。痛がっている、歩けない場合に適切な手術を行いますので、お悩みの方は是非一度ご相談ください。
頚椎ヘルニアの治療例のご紹介
突然の起立不能、四肢麻痺を主訴にご来院。
ご来院時、姿勢反応が消失していました。
MRI撮影により、第3、第4頚椎間において圧迫所見を認めました。
腹側アプローチから、椎間板物質を除去
術後7日
フラつきながらも起立の維持が可能となりました。
術後10日
歩行が可能となりました。
現在では違和感なく歩行しております。
前十字靭帯断裂へのTPLO
突然の跛行を主訴に来院
X-ray撮影、触診により前十字靭帯断裂と診断
年齢、体重を考慮しTPLOによる整復を選択した。
術前X-ray |
術後X-ray |
TPA6°まで修正され、負重、歩行が可能になった。
術後3日
前十字靭帯断裂に対しTPLOを適応した一例
後肢の跛行を主訴にセカンドオピニオンで来院 触診、X-ray検査にて前十字靭帯断裂が濃厚と診断。 オーナー様と相談し、術式をTPLOとした。 |
術前X-ray |
術後X-ray |
術後3日
術後7日
術後は順調に回復し、現在では跛行が発生する以前と同等の運動が可能となった。
両後肢の前十字靭帯断裂にTPLOを適応した一例
後ろ足に疼痛があり、立てなくなったとのセカンドオピニオンで来院
触診、X-rayにて両後肢とも前十字靭帯の断裂を疑う。 免疫介在性疾患が否定的であったため、片側のTPLOを実施 |
術前X-ray |
術前X-ray |
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術後3日
歩行不可能であったが、手術を行った方の患肢で歩行が可能になった。
術後30日
順調に回復したため対側のTPLOを実施
反対側の術後X-ray |
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術後44日
両後肢の負重が可能となった。。
膝蓋骨内方脱臼(G4)+前十字靭帯損傷への手術
1歳齢トイプードル 避妊メス
6ヶ月前からの左後肢跛行を主訴に当院初診 院内でも跛行しており、NSAIDsに反応しなかった 左後肢:膝蓋骨内方脱臼(以下MPL)G4 右後肢:MPL G3 (症状なし) ドロワーサインやCrTTなどは陰性であったが、顕著な跛行が見られるため、手術にて整復を行なった。 |
内側の縫工筋をリリースし、滑車溝の造溝を行なった造溝はブロック型にて行い、十分な高低差が得られた。 また関節包は縫縮して再建した |
その後脛骨粗面の転移を行い、前十字靭帯の部分的な損傷を認めたため、粗面転移に使用したKワイヤーを利用してラテラルスーチャーを設置した。
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術後1週間の歩行状態
あきらめないで!がん・腫瘍でお困りの方へ
しこりができたので、と来院されるケースは非常に多いと感じます。
腫瘍については、血液検査では察知できないことが大半です。そのため、お腹の中や、胸の中の腫瘍、脳や脊髄の腫瘍は、適切な画像診断がなければ気付くことすらできません。
まず、どのような腫瘍なのか?というところがわからなければ、正しい治療も予測もできません。
腫瘍が良性であれば、無処置が最良のケースが多いのですが、切除が望まれる基準を満たす場合もあります。また、腫瘍が悪性であれば外科・放射線・化学療法どれが有効なのか、個々の腫瘍によって全く異なります。
さらにどのような方法の外科切除、抗がん剤を選択するかについても、腫瘍の種類によって全く異なります。腫瘍科では、しっかりとした診断を行い、治療の選択肢の中で、飼い主様と相談しながら基本の治療方針を決めていきます。
腫瘍については、ステージや飼い主様の希望によって、どのような治療が最適なのかが大きく違います。治療が先行してしまい、飼い主様が望まれない形にならないように、また、悪性だから、進行した腫瘍だからといってあきらめないことが重要です。
より良い時間を送るために症状の解決策を探す、痛みを和らげるなどターミナルケアを真剣に取り組むことが重要です。
お悩みの方は是非一度ご相談ください。
肺腫瘍切除を行った一例
間欠的な咳を主訴に当院来院 |
胸部X-ray・US検査により右肺後葉の孤立性腫瘍を確認 | |
飼い主様と相談の上、治療オプションの中から最短での肺葉切除を選択 | |
腫瘍を切除後ドレーンを設置 術後X-ray |
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病理組織検査の結果『肺腺癌』 脈管浸潤橡を認めず、完全切除との判定であった。 |
専門病院に行く前に
当院の獣医師は、大学病院における高度診療を長期間経験しております。
実際に高度医療施設の経験があるため、本当に高度医療が必要なのか、どういうメリットがあるから高度医療施設に行くべきなのかを判断することができます。中には当院で解決してしまうケースも多くあるため、是非一度ご相談ください。
鼻ぺちゃさんの呼吸・いびき改善!
短頭種気道症候群はブルドッグやペキニーズなどに多く見られる疾患です。
症状は、大きないびきや、普段の呼吸がガラガラなっていたり、運動や暑さに弱かったりと様々です。
睡眠時の無呼吸などから重篤な症状に陥ることもありますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
外鼻孔狭窄、軟口蓋過長に対し、軟口蓋の部分切除および鼻孔拡大術を行い、呼吸状態が大幅に改善しました。